今月の開催するDisplay Saleについて、いろいろと思うところを記します。

木工製品は長く展示すると変色したり、椅子などは座ると小傷が付いて売り物にならないことがあります。

その為、これまでは品質を維持するためにそれらの商品は販売せずに、処分していました。

処分といっても、ただの可燃ゴミというわけではなく、チップ工場へ持っていき、そこで合板などにリサイクルされるようにな仕組みになっています。

今回のようなセールを行うのは価格の平等性から考えると良くないのでは、と考えたこともありますが、想いを込めて製作したものがそのようなかたちになってしまうのがとても残念でもあります。

衣類などの廃棄処分が世界的な問題になっている中、もの作りをするものとして、できる限り環境負荷の無い持続可能な取り組みをする必要があります。

SDGsの観点からも商品の特性を理解して喜んで使ってくれる方がいるのならそのまま使っていただくのが一番良いと思います。

様々なご意見があるかと思いますが、このような取り組みに共感していただけましたら幸いです。

 

2023年7月の工房ショップ／Display Sale
営業日：7/29（土）,30（日）11:00〜17:00
場所：深見木藝　2Fショールーム
電話：052-482-1200