深見木藝の家具は伝統的な指物の技術を土台としながら、現代の暮らしに合ったデザインや製法で製作していいます。
長くお使いいただくために、良質な材料十分に乾燥させてから、様々な工程を経て1つの家具に仕上がります。
鉋(カンナ)や鑿(ノミ)などの手道具による仕上げをすることにより、表面には削り跡による緩やかな凹凸を感じることができます。
窓からの光が当たると浮かび上がる鉋の跡は木の持っている雰囲気を引き立たせてくれます。
工房では木材の加工をはじめ、溶接や鍛金(タンキン)などの金属の加工も自ら行います。
様々な素材を扱うことで、ご要望に合わせて取手やテーブルの脚など、適材適所に異素材を組み合わせることができます。
木、金属、革などの自然素材の性質、質感を大切にして、オリジナルの商品を作り出しています。
深見木藝は名古屋市にある小さな家具工房です。
オーダー家具を得意としてきた経験を生かし、デザインと使い勝手を両立した家具をご提案しています。
大量生産、大量消費の時代ですが、ひとつひとつ丁寧に作られたものを永く使っていくことが豊かな暮らし、豊かな社会に繋がると信じて活動しています。
木材の種類は楢、栗、桜などの無垢材を使い製作をしています。
その他にも製作物に合わせて、桧(ヒノキ)、杉、黄檗(キハダ)、栃(トチ)など多様な樹種を取り扱っています。
無垢材は永くお使い頂けると同時に経年変化で深みが増し、多少の傷も良い味わいとなっていきます。
ここでは代表的な楢、栗、桜についてご紹介します。
それぞれ特徴的な木目、色味をもっており、お部屋の雰囲気やご自身の好みに合った材料をお選び下さい。
その他、一枚板や耳付きのテーブルのご相談も承っております。
ご希望に応じて、最適な材料をご提案いたします。
無垢材の特性として、経年変化により反りや割れが発生する場合があります。
エアコンや床暖房などによる急激な湿度変化の繰り返しが原因と考えられます。
使用上に問題が生じた場合は補修、メンテナンスも承ります。
また、同じ樹種でも個体差によりホームページ上での写真の色味や木目が実物と異なる場合もありますのでご了承下さい。
強く耐久性がある。材料の個体差により、濃淡がある。フローリングなどでも人気があり、和洋問わず、住宅インテリアに合わせやすい材料。
板目には一般的にタケノコ状の木目が現れる。
楢の柾目には虎斑杢と呼ばれる虎の縞模様に似た木目が現れることがある。幅広の柾目板は大径木でないと取れないため希少価値がある。
優しく素朴な色味と木目が特徴。耐久、保存性が高く、建材として雨風が当たる場所でも使われる。
桜の種類は沢山あるが、当工房では国産は山桜、北米産はブラックチェリーを使用。赤味のある色合いが特徴でどちらも経年変化で茶褐色に変化する。
仕上げの塗料には体に安心な自然由来の植物性オイルを使用しています。
その他にも製作物に合わせてソープフィニッシュ、漆(ウルシ)、タンニン染め、草木染め、ウレタンなどの方法を用います。
仕上げの塗装は作品の雰囲気にも大きく影響しますので、ご使用の環境に応じて適切なものをお勧めしています。
亜麻油を主原料とした植物性オイルを使用。塗膜を作らず浸透させることにより木の質感を残すことができ、経年変化を楽しむことができる。定期的なメンテナンスが必要。
当工房では「タンニン染め」と呼ぶ技法。木自身が持っているタンニン分に反応させて色を出すので、一般的な着色ではできない自然な色合いを醸し出すことができる。木の個体差により反応具合が異なるため色味が写真と異なる場合がある。
ウルシの木から採取する自然の塗料。拭き漆は漆を摺り込んでは拭き取るという作業を繰り返すことで木目を生かしながら表面に堅く丈夫な塗膜を作ることができる。
表面に石鹸の脂肪分を染み込ませて汚れ難くする方法。北欧家具によく使われる。オイルに比べて濡れ色が付き難いので木の本来の色味を楽しむことができる。オイルに比べて若干汚れが付きやすいが、他に無い質感に仕上がります。
サイト内の商品は定番品の他、オーダー製作したものをご紹介しています。
定番の商品の価格については各商品ページに価格を表記しています。
オーダー製作したものについては参考価格として表示しているものや表示していないものがあります。
同じデザインでも製作方法や寸法、材料によって製作期間が変わり、価格も変わります。
その為、個別にご要望をお聞きし、御見積りをご提出させて頂いております。